痩せていても内臓脂肪が増えると糖尿病や脂質異常症にかかりやすくなる
内臓脂肪が蓄積されると様々な生活習慣病を引き起こし動脈硬化が進行してしまうので虚血性心疾患や脳血管障害などの深刻な血管病を引き起こしてしまいます。
特に脳や心臓の冠動脈の血管が詰まってしまうと突然死の可能性もあるので症状が軽い段階での予防、改善策がとても需要になってきます。
なので脂っこい食べ物や糖質の摂り過ぎで若い頃より10キロ以上太った方や最近お腹周りの脂肪の肉付きが気になる方は放っておくと糖尿病や脂質異常症、高血圧などの様々な生活習慣病を併発してしまう恐れがあります。
また日本人の場合は欧米人と比べるとインスリンの分泌能力が低いので、肥満になる前に血糖値が糖尿病の数値にまで上がりきってしまうケースが見られます。
痩せているから大丈夫とは言い切れないので一般的な肥満体型に該当しない場合でも血糖値が異常に高かったり血圧が高い人は中高年層になるとかなりの数の方がいると推定されています。
食後高血糖や脂質異常症は自覚症状がないのでそのまま気づかないうちに症状が進行してしまい診断がつくころには手遅れになってしまうケースも多くみられます。
なので40代を超える一般的に健康が気になる年齢になってきたら生活習慣病予備軍である前提として食事や運動などの生活習慣の改善に取り組むことが動脈硬化や合併症を進行させないための賢い対策だと言えます。
そして食後の血糖値がどれだけ上昇しているかは職場の健診や人間ドッグではなかなか分からないので普段からドラッグストアなどで手軽に購入できる尿糖試験紙などで自分の食後の血糖値の上昇範囲がどの程度なのかある程度判定結果を見て把握しておいてその数値が異常に高い判定を示したときは病院などで採血してもらって精密検査をしてもらうことをおすすめします。
この方法なら食後の血糖値の急上昇のサインを見逃しにくいので長期にわたって食後の血糖値が高いいわゆる糖尿病予備軍になるまえに改善策が取れるのでこれをするのとしないのとではその後の健康に大きな影響があるでしょう。